ネコ科のあなたとイヌ科のわたし



「…確かに翔先輩なんかウザキャラだね…」


私の話を聞いて、かほは苦笑いを浮かべた。


「でも、それが直接嫌になる理由になる?そんなん、あるあるじゃん」


「え、あるあるなの?!」

「うん、たぶん」

(多分かよ…)

わたしは呆れた顔でかほを見た。





でも、実はそれだけじゃない。

翔を避け出したのは…










《まじだって!》

《えー、それがまじならお前サイテーだな、翔(笑)》

《彼女いるってステータスじゃん?別れるなんてそんなもったいねーことしねーよ!》

《えー!じゃあ翔くんは、別にあのりんって子とか好きじゃないんだー?》

《ナイナイ(笑)この歳で1人に固執するとかあり得ないから》

《キャハハ!りんちゃん、かわいそー!》

《翔は、西高に女いるもんなー?セフレ》

《だってよー。りん、ヤらせてくれねーんだもん!半年近く付き合ってて、キス止まりとかないわ(笑)》





まだ、鮮明に覚えてる記憶。

1ヶ月ほど前だった。

なんかショックだったけど、なぜか涙は出なかった。

それから、私は翔と距離を置くことにした。




てゆーか、別れたい。