ネコ科のあなたとイヌ科のわたし





「で、松浦くんとは何もなかったんだ?」

「あるわけないでしょう」

私のあまりに即答and真顔で、かほは「そっかぁ」と残念そうに呟いた。

「っていうか、なんでそんなに残念そうなの…」

私の質問に対してすっごく笑顔で答える。

「え?だって、転校生と彼氏と三角関係とかって面白そうじゃぁーん♡」

私は、呆れた顔でため息をついた。

「あの人の話はやめて…」

「あの人ってどっち??」

こいつ、分かってて聞いてきてるんじゃないだろうな…


「翔だよ!しょー!!!」

もうヤケクソでそう言った。

「ねー、いい加減何があったか教えてよ〜」

かほは私の手を掴んで激しく振り回してくる。

「…えーーー。」

「いいじゃあーん!親友じゃーん?!」


私は、勢いに押されてしぶしぶ話し出した。