キミと0センチ。

「へぇ〜、ちいったら可愛いこと考えてるのね〜」


今朝の出来事、心情を諸々小学校来の親友の雪村紗栄子、

通称 さえちゃんに話したら
よくわからない返答をもらった。


「かわいくないよ、変だもの。こんなメルヘンなこと考えるの」

「あんたね〜、女の子は恋したらいつでもメルヘンな思考を持つものよ!全恋する女の子に失礼でしょ!」

朝からこんなにお叱りを受ける羽目になるとは!

さえちゃんはサバサバしていて美人で、
バスケ部だから
ショートヘアなのだがそれが、またよく似合う
本当に素敵な女の子。


私もさえちゃんみたいに綺麗だったら、

あっ君に告白していただろう。

だが残念なことに私はそんなスタイルも美貌持ち合わせていない。

平々凡々、人より茶色い髪の毛で神をふわふわさせることくらいしかできない普通の女の子にうまれた。