「ごめん!なんか言った?」


私はガクっと、項垂れる。

どうやら花火の打ち上げの音とかぶったらしい。





今日も彼に思いは伝わらなかったようだけど、

幸せの時間を噛みしめるだけで今の私には精一杯なのであった。