私がもう一押し出来ればいいのだが、いかんせん二人とも慎重で、長年作り上げた幼なじみの壁はあまりにも分厚いのだ、と
改めて思い知る。


この夏、どうにかして彼女たちの両一方通行に終止符を打つ手助けをしたい。

もう二人とも散々遠回りをしたのだ。

くっついてもいいでしょう?


そんなことを考えながら今日も
二人の恋路を見守る。



どうか、


幸せになってほしい。

いつも笑顔で私を照らしてくれる大事な親友に。