それから私は、龍斗と仲良くなり、
毎日ラインするようになっていた。

「ねぇ瑞桜、龍斗君とどんな感じ?」

と、優がニヤニヤしながら聞いてきた。

「え、別に普通だよ。」
「うっそーん。好きとかいう感情ないの?」
「んー、わかんないや。」

『好き』か…。どうなんだろう。

「えーなにそれ!分かんないってどういうことよ?」
「そのまんまよ、気持ちが分かんないわんだもん。」
「へ?気持ちが分からない?」
「うん。」

実際、性格はすごくいいし、
いい人なんじゃないかなって思ってる。

でも、会ったことない人を好きにはなれない。

と、1人で思ってたとき

「あ!!今度、4人で会ってみる?どう?」
「まって、いつ会うの?時間合わなさそう」