「送ってくれてありがとう!」

「いいえ」

龍斗はそう言って笑った。

そして、帰る前には

「瑞桜、今度は2人で会おうな」
「うん!」

私がそう返事をすると
龍斗は、嬉しそうに私の顔を見て笑った。

「じゃあな!」

「うん!気をつけてね」

「おう!」

すると、龍斗はが頭をポンポン
ってしてくれた。

私は、龍斗の背中が見えなくなるまで見送った。
そのあいだ、龍斗はちょくちょく後ろを
振り返って、手を振ってくれた。





「ただいまー!」