「礼生私礼生とデートできたらいろんなとこ行きたいなあ。水族館でしょ?遊園地でしょ?あっあと、映画とかも行きたいなぁ」

真美の目にはうっすら涙が溜まっていた。

俺は…自分の非力さを痛感するしかない。

「礼生お願いごとしていい?」


「願い事?」

「来世でもカレカノになってデートして!」

俺にできるのは約束ぐらい

「ああ。絶対だ。俺が真美を見つけ出してやる」