抱き合って、還梨も中ちゃんも私もいつの間にか泣いて、笑ったり泣いたり大忙しだった。
「なんかこうやってるの、久しぶりな気がするね。」
「ったく、あんたのせいなんだから!」
還梨が泣きやんで笑いながら、私を叩く。
中ちゃんは、それを見て笑った。
そのあとは、泣き止んだみんなでGIRL'S TALKをした。
この前、何組の誰かを見たとか、近所のおばさんがどーのとか。
対したことない内容を楽しくバカみたいに喋った。
いれたてだった熱い番茶がいつの間にか冷めてるくらいに。
番茶は、減らないのにお煎餅だけが減ってゆく。


