静かな部屋に陽気な音楽が鳴るたび、ボタンを押す動作を繰り返し、した。


やがて、腕が重くなりそんな単純な動作すらも面倒臭くなって、少し前にやめた。


けど、その《少し前》すらももはや、何時間もしくは何日前なのか分からない。



もう、何も聞きたくない。


もう、何も見たくない。


もう、何も知りたくないし、


もう、何も考えたくない。


もう、動きたくないし、


もう、何でもいい。



もう、何も………


……したくないよ。