「嫌ッ……行かないで――!!」



私は、もうこれ以上ないくらいに叫んだ。


淘が………行ってしまう……。


嫌だ


嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ


行かないで


行かないで行かないで行かないで行かないで行かないで行かないで


置いていかないで。


だって、私たちは……


二人で一つなんでしょう?