彼のぬくもり




「ありがと。」


お礼を言ってそれを履く。
そしてソファーに座ると。



「いや、ズボンはけよ。」


「やだ。必要ない。絶対裾引きずる。邪魔。いらない。」


「‥‥もう好きにしてくれ‥‥‥‥。てか髪を乾かせ。」

「めんどい。」

「はぁ〜。」


溜息をついて脱衣所に行きドライヤーを持って帰ってきた優。


「おいで、髪乾かしてやるから。そっちまで線が届かねぇからさ。」

「ん。」



そう言って優の前に座れば“ゴォォォ”とゆう音と共に暖かい風が髪を靡かせる。

そして優の大きな手が蛍の髪を撫ぜる。





この手‥‥落ち着く。





そんな事を思っていると優が
「なぁ。」

「何?」

「お前学校はどうしてんだ?」

「在籍はしてるよ。行けてないけど。」

「どこの高校?」

「清涼高校」

「‥‥‥‥。」

「どしたの?」

「俺も‥‥。清涼。」

「あ、そうなんだ。行ってないから分かんないんだけどさ。」



その後制服を作ってくれると優が言うのででき次第私も学校へ行くこととなった