「女がこういう喋り方しちゃいけねぇわけじゃねぇだろ」
「でもせっかく可愛いのに台無しだよ?俺はそういう理緒ちゃんもまた好きだけど!」
ぎゅっとまた抱きついてくる。
「わかんねぇんだ。」
「なにが?」
「…聞いてくれる?」
あたしが昔のように、
声を高めに戻し、ふっと微笑むと
深影は真剣さが伝わったのか、
あたしを離して向き合った。
深影はなんとなく、悪い人って気は
しなかったから、
話してもいいと思った。
あいつらにも話してない、過去。
兄貴すら知らない。
まぁ、あいつらには聞かれてないから
別に話す必要もないんだけどな。
