ソファに腰掛けている深影の
目の前まで行き、その姿を見下ろす。
と、
急にがばっと深影の膝の上へ
引きずられた。
「あの鬼龍の奴らを慌てさせるなんてまさかと思ったけどやっぱ君気に入ったよ!俺の事見下ろす女なんて初めてだ!」
「え、見下ろされるのが好きなの?…ドM…?」
あたしにはお生憎様、そんな趣味はなく
すすすっと引く。
「はは、そーじゃなくて!俺って一応頭だし媚売って来るやつも多くて、見下ろされた事なんてないんだよ、女になんか」
だから新鮮味があってね!と、
深影は楽しそうにあたしを抱きしめながら笑う。
