そして真守は…
当時の頭に、喧嘩を仕掛けたわ。
鬼龍の頭の座をかけて。
頭ではないけれど、充分な身分にいた真守だったから
なんでそんな馬鹿なことをするのか
誰もが思ったわ。
でも、真守は必死に戦いながら言ったの。
俺には守りたいものができた。
その為には今のままじゃだめだ。
鬼龍の族も、女も、
全部全部守れなきゃいけない!
結果はボロ負け。
結局、その時の頭には大した傷は
つけれなかったわ。
それでも、真守を馬鹿だと卑下する人は
一人もいなかった。
真守本人も、身体はボロボロながら
どこか清々しい顔をしていたわ。
