ショックだった。
すごく好きだった彼に捨てられた気がして。
それで、その男の人に連れて行かれそうになったとき、
真守がきてくれたの。
当時まだ鬼龍の頭じゃなかった真守だけど
傷つきながら必死に私を守ってくれた。
それから、心にポッカリと穴があいた私を
真守は鬼龍の元へ連れて行ったの。
鬼龍の人たちに紹介しておけば、
危ないとき、必ず自分に知らせが来る。
守ってくれる人も増える。
不安で寂しくてしょうがないときは
ここに皆いる。
俺も。
真守はそう言ってくれた。
守ってほしいが為に、寂しさを紛らすが為に
都合よくここに現れるなんて
最初は身勝手でできないと思ったの。
でも、皆、誰一人私を嫌な目で見ることはなかった。
皆が私を歓迎してくれた。
