「殺すよ?」
あ…
「なんだよてめぇ」
「かっこつけてんな、だせーよ」
翔希…
「だせーのは男二人で動物園に来てナンパしてるお前らだろ」
いつものようなおちゃらけさの欠片もない翔希。
「てめ…」
「俺は鬼龍の北野 翔希。それでもいーわけ?」
鬼龍の名を聞いた途端、
ごめんなさい、と、男二人は
血相変えて逃げていった。
「ったく理緒、なにしてんだよもー!」
「あ、あたし!?」
いつもの翔希に戻ったら
今度はあたしに矛先が。
「そんなに可愛いからナンパなんかされんの!俺動物園でナンパしてるやつ初めて見たぜ!!ほら、いくよ!」
また翔希に手を引かれ、
ライオン広場のバスコースへ向かう。
今日の翔希は可愛いやらなんやら
最近皆なーんか変なの!!
なんて思いながら、バスに乗った。
