「おいおい、また歩いてるぜ」
「ほんとだ。どんだけ仲良しなんだよ」
「いいな~。みんなの彩乃ちゃんなのに~」

男子達の声で私は再び現実世界に戻った。

「あんな美男美女ならカップルでもおかしくねえのにな!!!!」
「二人だけだったらカップルだろ~」

そういい、笑いながらある男子が私を見た。

「それに比べて…見ろよ、風(ふう)なんかくっされだよな!!!!笑」
「あー!!!!おんなじ幼なじみでも、こんな違うんだな笑」

「うるせえ!!!!あたしだってかわいくなれるもん!!!!」