そして、6年生。 私と翔が電話する機会は確実に減った。 翔はサッカーが忙しくて、毎日練習が夜まであって、電話をする余裕なんてなかったのに、私が電話をかけると、私が「じゃあ、おやすみ!」って言うまでずっと話を聞いてくれて、いっぱい翔の話をしてくれてた。 申し訳ないって思ってもやっぱり嬉しかったし、幸せだった。