近くて遠い。



「おい。着いたぞー」


そう言って私を眠りの世界から連れ戻したのは藤咲だった。


「ああ...、ごめん」


「遊ー、涍ー!早くー!」


「ああ、ごめん、今行く」


「はーい!」


まだ眠気が残っている。正直ずっとこのままでも良かったが、行かないわけにはいかないので、渋々立ち上がった。


それから、ラウンドワ○行きのバスにのり、着いたら時間は12:30。


ぐうぅぅぅ


と誰かのお腹が鳴った。

うそ。私のです。


「ううっ....」


「ははは、お腹すいたもんね。みんな、何か食べようか」


ハルくんが提案してくれたため、私たちは中にあるフードコートに向かった。


みんなでハンバーガーを買い、パクリ。

美味しい。


ちょうど食べ終わった後に、


「抜け出さない?」

とハルくんが言ってきた。

「二人っきりにさせてあげようよ!」

と付け足して。


そういうことなら私も賛成だ。


「ちょっと遊んでくるね。二人で楽しんで!」


そう言って、ハルくんとカラオケに向かった。


「2時間でお願いします」


そう言って個室に入る。

2時間もイチャつければあの二人も満足だろう。


「せっかくだし、歌おうか!遊は何歌う?」


「んー、どうしようかな...私この歌手好きなんだよね」


「あ、それ俺も好きだよ!気があうね」


「そうなんだ!じゃあこれ歌おうかなー」


などと、こちらも有意義な時間を過ごせた。