近くて遠い。


そして当日。


9時前、私は美久と一緒に駅へ行った。

電車は9時15分発。

まだ男子は来ていないようなので先に切符を買った。


そして待つこと10分。


「ごめん遅れたー!」

「ごめん!」


やっと2人が来た。

あと5分で電車が来る。

急いで改札を通らなければ。


「二人とも遅いよ!はい、これ切符」


「ああ、さんきゅ」


そして改札をくぐるとちょうど電車が来て、乗り込んだ。

日曜なのに意外とガラ空きだったから、私たちは四人で座った。

席順は藤咲、美久、私、ハルくん。

電車はちょうど良いくらいに揺れていて、私の眠気を誘う。


(ちょっとならいいかな...)


そう思って、意識を手放した。