近くて遠い。



昼休み。


「あ、遊さん。」


「ん...」


そう言って声をかけてきたのは藤咲 涍。


「あ。」


「こないだはどうも。もう一人の男子、こいつ。沢城 春樹」


「よろしくね、遊ちゃん!ハルって呼んで!」


目の前には髪にピンを2つばってんでつけてる可愛い系男子。

実は、私はこの手の男子に弱かったりする。

可愛いは正義。


「こちらこそよろしく!遊でいいよ」


「こいつでよかったかな?」


「失礼だなー涍。」


「ははは。じゃあまた日曜日、9時に」


「はーい」



ハルとやらのおかげで、ちょっと楽しみになってきたかも。



「遊ー!涍と何話してたの?ハルくんもいたみたいだけど」


「ああ、日曜日のもう一人の男子、そのハルくんだってさ」


「そうなんだ!ハルくんも結構モテるんだよ」


「ほー。」


たしかに、あんなに可愛いんだもの。

わかるぞ。

やっぱり私はブス専ではないようだ。