少女の願い

少女の家を目指しながら、ふと、僕は何をやっているのだろうと思った。

少女に会った所で、どうするんだろう。

『ママは死んでもういない、会えないんだよ。』とでも言うつもりなんだろうか。

手紙が道に落ちてたなんて知ったら、悲しむだろうな…


そんな事を考えながら、自分のやっている『仕事』を思うと、なんだか矛盾しているようで笑えた。