愛沢君が悲しそうな顔をしている。





「なんで?」


「だって、私左目の事があるもん。
きっと愛沢君もこの左目見たら、嫌いになるよ・・・私の事嫌いになっちゃうから・・・。」




「ならない。これからも、この先ももう雪村しか好きじゃない。
だから・・雪村頼む左目の事話してくれないか。」



ああ・・・愛沢くん私はやっぱり好きだな。
愛沢君のこと。

母が言っていた。
『もし、楓が心を許した人にだけ・・・左目の事言ってもいいわ。』

心を許した人・・・私は決心した。



愛沢君には、言おう・・・