秘密のあの子と黒髪王子

「さぁ、入りましょう。」

そう言って資料室の鍵を開け扉を開けてくれた。

「お先にどうぞ。」

「え?あっありがとうございます。」





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-資料室-


私達は、湯川さんが頼まれたという資料を探していた。

ガサガサ・・・・

「みあたりませんね。」

「ええ、でも確かにここに
あるって、先生が言ってたのにおかしいわねぇ。」

「どうします?」

私が資料を探しながら、湯川さんに尋ねた。

「そうねこうするわ。」

ガッ

「えっ?」
後頭部に激しい痛みを感じる。

どうやら私は、湯川さんに殴られたらしい。


「な・・・んで・・・。」

「アハッなんでって、そんなのアンタが邪魔だからじゃない!
私さぁ・・見ちゃったのよねぇ。
アンタが怜斗とご飯食べてるのをね。
何でアンタなのよ!!私がどんなに誘っても、
断ったのに、何でアンタみたいなブスが怜斗と
一緒にいんのよ!おかしいじゃない!」

湯川さんの声が頭に響く。
頭が痛い。

「だ・か・ら。死んで?」

!?体中に悪寒が走る。

「でもこの位じゃ死なないか。
よーしもっと殴ってあげるね」