「じゃあさ、私の事は富田でいーよ! てか、下の名前以外で呼んでくれる?」 区別しないとね。 「えっ、いいの?だって女の子だよ?」 今更、何を言う。男には呼ばれてんのよ、どーせ。 「いいの、いいの。だって男子は名字で呼ぶじゃん」 「へぇー、…分かった♪」 あっさり引き受ける彼女も薄情者だよな、きっと。 それからは、なんだかんだ2人でいた。