ー緋桐sideー




自分達が魔法使いであると聞かされその日はそのまま眠った。

誰も話そうとはしなかった。


俺は頭の中ごちゃごちゃしてて、わっけ分かんねえ…!


俺が頭悪いからなのか?


みんなもそうなのか、話す事も無く元の白い部屋で眠ってしまった俺は起きて驚いた。



「誰も居ねえ……」



そう言えば昨日…



《「明日から魔法についての勉強をしてもらうよ。君達の能力はそれぞれ違うから個別になるけどね」》



なんて事言ってたよなー…




「ぼーっとしてる場合じゃねえ!!」

俺は直ぐに起き上がって、置かれていたジャージに着替えた。



そして部屋を出ようとドアを開けた。



「うわっ…!!」

目の前に昨日の柊とか言う人が立っていた。



「おはよう、緋桐君。朝は苦手かな?」



にこりと笑って言うこの人…俺は苦手だ…


「雷の能力保持者である君の担当は僕だよ、よろしくね」


最悪だな…




ーendー