「着きましたお嬢様」

私が通うのは
桜崎学園 さくらさき
日本トップクラスの子達が通う
頭が良ければどれだけ貧乏でも通える
学校。
頭が悪くてもお金を払えば通える学校。

私は中学3年生
3年間なにをしても1番以外取ったことはない。

なにをやっても出来てしまう。
いいことだけれども
出来るのが当たり前になっているから
少しでも完璧じゃないと父と母は私を叱る。

小学校の頃は出来なければ部屋に閉じ込められ
できるまで出してもらえなかった。

〝蓮華〟の分まで頑張れないのかって
私にプレッシャーをかけてくる。

父と母にとって私は人形であり
プライドなんだ。

はぁー、こんな話をしていたら
つまらない毎日がさらに
つまらなくなる、、

あぁ毎日がもっと輝かないかしら…。