「どこにいればいいんで…すか?」

私が尋ねた瞬間、王子はパッと表情を明るくしてから、軽く咳払いをしてからこういった。

「昇降口の下駄箱の所にいて」
「わ、わかりました」

「じゃ、俺行くわ」

「あ、はい」

3分とかからないくらいの会話を終え、私は自席に戻った。


なんだろう……。

話って…。