激甘王子降臨中

「どうもこうも…嫌われちゃいましたよ。」

「「は!?」」

それから俺は昨日あったことを全て話した。

「―――ま、そんなかんじです。」


「いやー、うん。」
「うん。」

「「とんでもないバカだね。」」

2人は爽やか笑顔で顔をあわせて頷いた。

「ま、バカはほっといて俺らは行くわ~」

「これからどうしたいか自分で考えるんだよ~」

「じゃ、がんば!」

バシンッ―!

先輩は俺の背中を一発叩いてからバイバイって手をふりながら校舎へ入っていった。