激甘王子降臨中

慎也side

重たい足取りの中、俺は学校についてしまった。

幸い宮内とはあわなかったからよかった。

多分今宮内に会ったらまた抱きしめてしまうかもしれないし、もし謝れても言い訳ばかりになってしまいそうだから……。



朝からため息連発な俺の後ろをニヤニヤしたある2人が歩いていた。