激甘王子降臨中

私は帰ってすぐある人に相談をした。

プルプルプル――……

でるかな~

プルプル―ガチャ………
「もしもし」

いつもの繭の声を聞いて私はホッと安心した。

「きりますよーー」
あっ

「ちょっとまった!」

「ハイハイ。で、どしたの?」
「あのね…」

「なに?」

「王子に抱きしめられました。」

最後は声が小さくなって、ゴニョゴニョ話していた。

「は…?」

「だ、だから!王子に抱きしめられたの!」


「ごめん。耳おかしくなっちゃったわ」

「え!?」

「今日はちょっと早めに寝るねー。おやすみ♪」

―――ブチッ―……


えぇーーー!?
ちょっとまって!

まゆちゃん~~!