「おぉ!ってこーとーはー」

ニヤニヤしながら賀川先輩が王子を見ていた。



「な、なんすか!?」

「いないってよー!よかったねー!」

「え!?…ちょ…!!」

「んじゃー俺らこっちだから帰るわー」

「慎也は宮内を送ってからかえるんだからね~」

「んじゃ~ね~!」

「ちょっと、先輩ーー!!」


先輩達はブンブンと手を振って帰ってしまった。