王子達を見ると、もう私の真似は終わっていたらしく帰りの準備を始めていた。


あんなに騒いでたのに…
す、少しだけ王子のものまねが見たかったなー


時計をみると7時を回ろうとしていた。

私もそろそろ帰ろっかな………

「あぁ!忘れてた!」

荷物をとりに歩いていると、さっき話していた大事な事を思い出した。

「な、なに!?」

関口先輩が目を大きく見開いて聞いてきた。

「あ、いや…」

多分、先輩達も王子も忘れてるだろうから…

わざわざ思い出させるような事言わないでいいよね?