激甘王子降臨中

「おい!!宮内!!!!!」

遠くから吉川先生のどしなる声が聞こえてきた。


ガタンッ



座っていた椅子から跳ね上がるように立ち上がった。
「は、はいぃ!?」

……やっちゃった。
見事に声、うらがえっちゃったよ…

でも、急に大声で呼ぶ先生も悪いんだからね!

なんて、恥じらいながらも怒っていると…


「…ブフォッ」

隣で吹き出したような声が聞こえた。

そして、その声は次々と続き私とさっきまで話していた3人がみんなそろって吹き出していたのだ。