激甘王子降臨中

「さみいから手つながない?」
「あ、うん!」

「ありがと」

慎也くんは頭をかきながらへへって言っていた。


お父さん以外の男の人と手をつないだこと…あ、あった。

でも、小学生の時だからノーカウントだね。

ってことは、お父さん以外とは手をつないだことないかも。
「ん」

慎也くんは私の前に手をさしだした。
私は恐る恐る手を握った。



……男の人って手がすっごいゴツゴツしてておっきいんだなぁ。