「にいな!今日おばあちゃん家に行くって言ったでしょ!はやくかえってきなさい!!」

そうとだけ言うとママは電話をブチっときった。

絶対言ってない! ないない!
ひどいよままさん…!




目の前では慎也くんが首を傾げて心配そうに私を見てた。


「大丈夫か?」

「まま…、お、お母さんがはやくかえってきなさいって言ってた…」

「もうそんな時間か…?それじゃ帰るか。送っていくよ。」

「う…、うん」



ムードは台無しになっちゃったけど一緒に帰れるからま、いっか!