フフッ。

「やなわけないよ!私、すっっっごく嬉しいよ!!」

満面の笑みで王子の目の前にジャンプした。

「よろしくねっ!」

手をさしのべた瞬間、王子が私の手を引っ張って抱き寄せてきた。


「あぁ。俺、宮内のこと絶対幸せにすっからな」


「ありがとう」




私も王子の背中に手を回して2人で抱きしめあっていた。



この時がずっと続けばいいなって思った。