「ほ、ほんとか?」

王子は、震えた声で尋ねてきた。

コクリと頷いた。


「ま、まじか…」
「まじかぁぁぁぁー!!!」
「やったーーーー!!!!」

王子はすっごく喜んでた。


私は、声にはださなかったけど涙がでそうなくらい嬉しかった。



でも、1つだけ肝心な事を忘れてた。


「私たちって付き合うの?」

「やだ?」

心配そうな顔で王子は首を傾げていた。