そして、今に至る。
「それなら、ちゃんとした友達作りなさいよ。」
「嫌だー！結南いればそれでいい。」
思わず、ドキッとしてしまう。これだから天然は怖いんだ。
「そんなこと言わず頑張りなさいよ！そろそろ、合宿でしょ？班行動だしいいチャンスでしょ？」
「合宿やだよ。すぐ、女の子来るし。結南となれないかもしれないし。」
「もー、そんなことばっかりゆってるからー」
キーンコーンカーンコーン
「チャイムなったから行くわ！とりあえず、次の時間班決まるんだから諦めなさい。休んだら、友達やめるわよ。」
私は、笑顔で那智に言うと非常階段をさった。後ろで半泣きになっている那智を置いて。