バイス帝国。 それは、この世界戦争とも言える暗雲の立役者の一人と言ってもおかしくない国だった。 近隣諸国はその強大すぎる勢力に怯え、影で一つの同盟を結んだ。 通称、“協力同盟”。 内容は至ってシンプルなもので、“バイス帝国の軍事関係者を見たら始末せよ”と言うものだった。 これは民間人を殺さずに軍の上層部を見たら暗殺、軍部を混乱させることが目的だった。 だが、バイス帝国もそう易々と幹部を国外へと出さない。 同盟は無意味なものになりつつあった。