はなしは7月に遡る



私、小鳥遊 結愛は私立如月高校のオープンハイスクールに来ていた。
そう私は4月から高校1年生になるのだ。

如月高校はほぼ男子校。女子は数えるくらいしかいない。

なのになぜ如月高校を選んだかというと実は私女子が大の苦手なんです。
だからと言って男子が好きなわけでもない。でも女子が少ないこの如月高校なら3年間頑張れると思ったから。
そんな単純な理由で選んだのだ。

如月高校のオープンハイスクール
校内の見学をしたり部活見学をしたりしたの。

ちなみに私はバスケ部を見た。なぜならバスケが大好きだから。


先輩にボールを渡されてくるくる回して遊んでいた私。


すると、先輩が

『ほい。あげる』
って言ってお茶をくれたのだ。

『ありがとうございます』
と私は答えた

それが一ノ瀬 優との出逢いだった。


オープンハイスクールが終わり家に帰った私はTwitterをたちあげた


すると…さっきオープンハイスクールでお茶をくれた彼からフォローリクエストがきていたのだ。

もちろん私はフォロバした。
数分後。彼からダイレクトメッセージがきた

『やっほ‼︎今日オープンハイスクールに来てた子だよね?』

すごく嬉しかった。だからすぐに返信した


『はい、そうです!』
私は返信がくるまでドキドキして待っていた。

数分もたたないうちに返信が来た。

私達は仲良くなりLINEを交換した
すごくすごく嬉しかった。この時は分からなかった。なぜ嬉しいのか
ただ如月高校の生徒さんと繋がれたから嬉しいだけだと思っていた


LINEを交換した日からずっと話していた私と彼。


私はだんだん彼に惹かれていった。


彼から『一度会わない?』
とラインがきた。

私は『うん!』
と答えた。楽しみだった


そして8月の半ば。

私達は海に行った

お互いの武勇伝や学校でのはなし。
たくさんたくさん喋った。

すごく楽しかった
優のこと好きだなって思ったんだ


一緒に居る時間は終わるのが早かった。

あっという間に5時。
私達はバイバイした

家に帰る途中ラインがきた
『楽しかった!ありがとうね!』

私は心が弾んだ。すぐに
『うん!優かっこよすぎー』

って言ってしまった。←

すると…
『そんなことないよ笑 結愛可愛かった』と…返信が来たのだ


嬉しくて嬉しくて死んじゃいそうでした

そういえば8月29日に花火大会があるんだ。優のこと誘ってみよっかなとふと思った

『ねー優』
『なーにー?』
『8月29日にさー花火大会あるけん一緒に見ない?』

返信が怖かった。断られるのが怖いから
でも返事は

『おお!いいよ誘ってくれてありがとう』だった。

すごく嬉しかった



そして日は進み8月29日になった


お互い1人友達を連れてくることになっていた。
私と友達は優と優の友達を待っていた

優『今どこ?』
結愛『裏にいるよ』


そこで私達は待ち合わせした

数分後、優と友達は来た

他愛もない会話をしていると
花火が始まった

『わー綺麗だねえ』
って言って連写するうちら
『綺麗すぎだろ』
って言って目をキラキラさせるうちら

優の手が私の手に触れた
(ぬ?)って思い手を見ると手を繋がれていた


私の頭は爆発寸前←

(待ってなんで手繋いでるの?ん?なんでだろ…)
ってテンパる私
優は至って冷静(笑)

花火もクライマックスになり終わりが近づいてきた。
バイバイも近いのだ。
必然的に手が離れた

『楽しかったねありがとう!』
って言ってお別れをした


家に帰ると彼からラインがきた


『俺の友達俺らが手繋いでること気づいたらしいよ笑』
って笑
まてまて笑恥ずかしすぎでしょ笑
『はずかしい笑』
っていうと
『今電話できる?』と言われ
『うんできるよ』って言ったらすぐさまかけてきた

はやっ笑

『もしもし?』

『今日はありがとうね』

『うんっこちらこそ』

『でさー言いたいことあんねんけど』


(えっなんやろ。。。)

『うんどしたー?』

『俺と付き合ってくれん?』

『え?』

本当にえ?っておもった。なにがなんだか分からない状態←

『ダメ?』

もちろん答えはオッケイだ。

『うん!いいよう!よろしくね?』

って言ったら子供みたいに


『よっしゃーーーー!よろしくね、結愛!』


そして私達は付き合い始めた。


優の家に行ったり
優が私んちに来たり

すごく楽しい日々を送っていた

そんな幸せな日もつかのま


それは優が一方的に怒った喧嘩が始まりだった。


私が
『遊びに行ってくるから返信遅れるかもしんない。ごめんね』

って言った

そしたら
『俺とは遊んでくれんがんに他の奴とは遊ぶんだ?』

って言われた。
(なにその言い方…)
ここ最近喧嘩が多かった私達

また喧嘩だ


『だからー高校の合格発表されるまで遊びたくないんだってば』
と言った。

『なんで?』

『やだから』

ここで私がきちんと理由を言えば変わったのかな。
貴方はこう言ったよね


『もういいわじゃーね』

私は意地っ張りで素直じゃないから

『うちら別れたんだよね?
じゃーね笑』
って言っちゃったんだ


優は反論してきた


『は?なんでそうなるん?そんなことひとつも言ってないやん』

って。
でも私は

『はいはいそうですね。あんたに私の気持ち分かんねーよ』
って言ったのだ
やらかしたって思った

そしたら優が

『ならおしえてよ』

『私は、合格発表されていい結果を優に言いたいの。だからそれまで遊びたくないの!』
って言った

やっと、素直になれた。
私はどこまで意地っ張りなんだ

『そうだったんか…ごめんね?怒ってしまって』

分かってくれたならそれでよし◯笑

『全然。私もごめん』

また私達は仲良くなった。幸せだった

でもそんな幸せな日々は続かなかった