オオカミくんに要注意


これは神様からの忠告だ。


そしてあきらめるチャンスを与えてくれたんだ。


少し無理な考えだって自分でも思った。


だけどその考えを消し去るようにあたしはブンブンと頭を振った。


だってこうでもしないと……


あたしは歯がゆさと不安でどうにかなってしまいそうだった。




──…放課後


栞と席を立ち帰ろうとした瞬間だった。


「…大西君。ちょっといい?」


少し頬を赤らめて、気まずそうに出した小さな声。


その声に教室にいた女子のほとんどが、動揺しているようだった。