オオカミくんに要注意


「顔あっか…好きなんだね?」


「っ……!」

 
あたしは観念して、何も言わずにただ頷いた。


「やーん結花かわいい!」


「わっ…!」


栞はあたしに抱きついてきて、なぜかあたしの頭をなでた。


「そうかそうかー結花は大西くんのこと好きなのかぁ。」


「ちょっ!やめてよ!」


あたしの焦ってる姿を見て「ごめんごめん」と結花は笑っている。


「あたし応援するよ、結花の恋。絶対脈アリだと思うし!」


少し落ちついてから、ゆるく笑って栞は言った。


「ありがとう…!」


そう言ってもらえるだけで、嬉しくて少し前向きになれた。


栞に言ってよかった。


そう思えた。


だけど……


「脈アリ…なのかな…。」


やっぱりまだまだ自信はなくて……


はぁ、とため息をひとつついた。