オオカミくんに要注意


まだ知り合って間もないのにいきなり家なんて……。


疑ってるわけじゃないけど、なんだか和也くんと温度差を感じる…。


あたしは友達だと思ってるのに、向こうはどんどん距離を詰めてきてるような……。


「大丈夫だって!ちょっと話すだけ!ほら、行こ!」


「あっ…!」


グイッと腕を引っ張られ、屈託のない笑顔を向けられる。


……そうだよね、別に何もないよね。


話すだけならいいじゃん…。


和也くんいい人なのに疑っちゃ失礼だよ…。


あたしはそう考えることにして、和也くんについて行くことにした……


その時だった。


グイッ!


「きゃっ…!」


誰かに後ろから両肩を掴まれ、和也くんとあたしは引き離された。


なに…!?一体……


恐る恐る振り向くと、そこには鋭い目つきをした大西くんが立っていた。


「大西くん…!?」


「…!?おい何すんだよ!」