オオカミくんに要注意


…なんかあたし1人おいてけぼりじゃん。


そう思うとますます楽しくなくなってくる…。


あたしが少しふてくされていると、それを見ていた和也君はあたしに近づいて耳元に顔を寄せた。


そして誰にも気づかれないようにささやいた。


「ねぇ…2人でさ、抜け出さない?」


「えっ…!?」


驚いたて和也君の顔を見ると、少し口角をクイッと上げて笑った。


「俺さ…結花ちゃんと2人きりになりたいんだよね。」


え……ええぇー!


なにこの展開!


ヤバい……パニクってきたかも……!


そして……


「ごめん!結花ちゃん帰るみたいだから、俺駅まで送ってくわ!」


「えっ…!?」


展開についていけてないあたしの腕を掴み、和也くんはみんなにそう言って、あたしと強引にカラオケボックスを出た。


みんなは少し驚いているようだったけど、和也くんは特に気にしていないみたい…。