「もう……いいよ…したいならすれば…?」
力なく呟くあたしに大西くんは少し戸惑っているようだった。
「は…?お前…なに言って……」
「あたしを憎んでる人とするのは辛いけど……あたしの初めてを奪うことで大西くんが満足するなら……あげる…。」
もう…いいや…別に。
大西くんはあたしのことなんてちっとも見ていないんだ……。
たまたまあたしが赤ずきんちゃんの子孫だからってだけで……。
そうじゃなかったらあたしにこだわる理由なんてどこにもないんだ…。
「…っ!」
大西くんは目を見開き、少し黙っていたけど、しばらくすると「じゃあ遠慮なく」と笑って、あたしの唇を奪った…。
「んっ…!」
何度も角度を変えて貪るようなキスだったのが、しだいに激しくなる。
「ぁ…ん…!」
やだ……声が……!
こんなの恥ずかしいのに、自分で声も止められない。
さらに……
「あっ……!?」
なに…?…なんか…入ってきてる……!?
それが大西くんの舌だとわかり、あたしは目を見開いた。
キスの時も、大西くんは目を開けていた。
あたしと目が合うと、ニヤッと笑いさらに深く口づける…。


