オオカミくんに要注意


「やめっ…やめてよっ…お願い…!」


「今更無理だから。」


大西くんはあたしのブラウスを外すと、キャミソールに手をかけた。


「あたしがっ!…赤ずきんちゃんの子孫だから…?大西くんが狼の子孫だから…?こんなことするの…!?好きじゃないのに…!?」


あたしの涙まじりの質問に、大西くんは動きを止めた。


「あ?なんだよそれ?」


「あたしたちがもし普通のクラスメイトなら……こんなことしないの…?」


なんでこんなこと聞いてるのか、自分でもよく分からなかった。


だけど……なにかにすがりたい気持ちになっているのは確かだ。


「当たりまえだろ。俺はお前を憎んでるんだよ。だから……」


……なあんだ…そりゃそうだよね…。


最初っから分かってたじゃん…。


そう思うのに……


「…なに泣いてんだよ…。」