オオカミくんに要注意


「あ?キスくらいでごちゃごちゃ言うんじゃねえよ。大体なぁ、俺ら狼の目的はこんなもんじゃねえんだよ。」


なに…それ…。


それじゃあこんなのまだ序の口だって言いたいわけ…!?


「俺たち狼は、今じゃただ赤ずきんを食べるわけじゃない。復讐するために食べるんだ。」


大西くんの低い声、挑むような目つきにあたしはひるみそうになった。


「復…讐…!?」


「ああ……ただ食べるだけじゃ意味がない。だから……」


あたしはゴクッと生唾をのんだ……。


「俺はお前の純潔をもらう。」


…え…?じゅ……純潔!?

 
「ええっ!?」

 
あたしは驚いて目を見開いた。


「いやっ…待ってよ……!そんなこと言われても……!」


「俺がお前の純潔を奪うことで、俺たち狼の復讐は完成する。そして赤ずきんの家系に汚点を残すこともできる。」


大西くんはたくらむようにニヤッと笑っていた。


大西くんは本気だ……。


本気であたしを食べようとしている。