大西くんは、あたしを木に押しつけたまま俯き、ハァッ、ハァッと肩で息をしている。
えっ…具合悪いの……!?
しばらくすると大西くんは呼吸を整え、ゆっくりと顔を上げた。
「え……。」
満月に照らされて、血走った目をしている彼の顔がハッキリとあたしの目に映った……。
射抜くように鋭いのに、どこかうつろな目であたしを見つめる大西くんは獣のような顔をしていた……。
大西くんは黙ったまま顔を近づけ、あたしは拒む間もなかった。
「ひゃっ…!?…ちょっ……!」
大西くんはあたしの首筋に吸いつく……!
そして今度は味わうように、舌を這わせる……。
「ふっ…ん…いや……!」
あたしは大西くんの肩を押し返すけど、ビクともしなくて……


